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symatsuno

SS400ってどんな材料?(その1)

更新日:2022年12月12日



「SS400」あるいは、単に「エスエス」とか言うことがあると思います。

入社間もない新人の頃、何も知らない頃の私が最初聞いたとき、「???」でした。


それで、その頃便利なGoogle君もなかったので、仕方なく本屋で購入した文献を読むと、鉄鋼材料の一種で「一般構造用圧延鋼材」とありました。


SS400は、JIS(日本産業規格)で定められた材料で、数ある鉄鋼材料の中でも最も多く使われています。


「一般構造用圧延鋼材」を英語で言うと、Rolled Steel for General Structure で、SS400の最初のSは”Steel”(鋼)、次のSは”Structure”(構造)ということです。

直訳すると、SSは「鋼構造」となります。


つまり、”SS400”は「構造物に使われる鉄鋼材料」となります。


次の「400」は何かというと「強さ」となります。

「気が強い」は何となく分かりますが、「鉄の強さ」って何だろう?


「強さ」は「変形や破壊のしにくさ」ということです。

「強さ」にも色々と種類があります。

「強さ」を表すのに、よく用いられるのが、「引張強さ」と呼ばれる指標です。

「400」は、「引張強さ」を表していまして、400以上の強さがあるという意味です。


SS400 この「400」には単位がありまして、それは一般的に(N/mm2)(ニュートン・パー・スクェア・ミリメートル)とか (MPa) (メガ・パスカル)になります。


「強さ」の詳しい話は次回以降にしたいと思います。


つまり、強度を表す指標一つである引張強さが400 (N/mm2)、あるいは400 (MPa) 以上の鉄鋼材料をSS400と呼びます。


すごく簡単な話になりましたが、何となくでもイメージを掴んでいただければ嬉しいです。


次回もSS400の続きをお話したいと思います。

以上です。

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